時間の流れは、過去から未来へ、か?
(Photo by Bruno Nascimento on Unsplash)
今日は時間の流れについて、
最近感じていることをお届けします。
時間の流れについて、
過去→現在→未来
というモデルが僕の中で強く意識されていた時期があります。
今までの自分が歩んできたことが、現在につながっている。
ということは、
次は未来に向かって何をしていこうか、
というような思考パターンです。
今までの歩みをベースにして今を認識したり、
過去をベースにして今の社会を把握したり、
過去からの流れで現在を捉えて、その先に未来を見通すような時間の構造認識です。
歴史認識も多くは、この時間の流れの中で捉えられたりします。
そこでは、
意識するかしないかに関わらず、
過去→現在→未来
の方向で時間の流れを強く意識しています。
それとは逆に、
未来→現在→過去
という時間の流れを意識することが、
ここ数年は多くなってきました。
時間が未来から流れてきて、今を通り過ぎて、過去に過ぎ去っていく、
という流れです。
感覚的には、
時間が前から自分のところに流れてきて、後方に過ぎ去っていく、
という感じです。
高速道路を走っていると、
前方に大きな看板が見えたなぁ、
と思うと、
だんだん大きくなって、
それが前から後ろに流れていく感じで、
時間の流れを捉えるようになってきました。
成れる会の中でも、
時間に関するパラダイムシフトや時間軸の転換は扱うのですが、
ようやく知識だけではなく、実感やイメージを伴う形であたり前になってきました。
他のみなさんからすると、
今さら、と思うかもしれませんが、
今さらです(笑)
未来が見えると感じたのは、
もう4~5年前からあるような感覚でしたが、
未来がだんだん大きくなって前からやってくるという感覚になったのは、
ここ1年くらいかもしれません。
不思議な感覚ですね。
最近は、2018年の春のイメージが鮮明に浮かんでいます。
半年先くらいの未来が見えていて、
それが、だんだんその時期が近づくにつてれより鮮明なイメージとなって、
未来から今の方向に近づいてくる感覚があります。
未来志向で考えている人にとっては、
あたり前の感覚かと思いますが、
最近、ようやく身につけられた感覚かもしれません。
過去→現在→未来
の流れで時間を捉える見方と、
未来→現在→過去
の流れで時間を捉える見方と、
春→夏→秋→冬→春→夏→秋→冬
の円環構造で時間を捉える見方と、
3つの時間の流れの捉え方のバランスが最近はよくとれるようになってきたと感じます。
さらには、
過去も未来もなく、今だけ、
という認識モデルを働かせることもあります。
それぞれ臨機応変に、
ということでやっていますが、
最近おもしろいのは、
未来がどんどん大きくなって目の前に近づいてくる感覚ですね。
トレーニング次第で未来が見えるようになるというのは、
なかなか興味深いことだと思います。
でも、
経営者も、システム思考家も、投資家も、
そうやってやってきたのですから、
考えてみれば当然のことなのですね。
なぜ、自分はこんなこともわからなかったのだろうと、
やるようになってみれば思うのですが、
そうすればするほど、知らなかったことに満ちているなぁ、
とも思うのです。
世界は不思議に満ちていますね。
<まとめ>
■時間の流れの認識として、
過去→現在→未来
という見方が強かったところに、
意識的に違う見方を取り入れてきた。
■未来→現在→過去
という時間の流れの捉え方であり、
この時間モデルを採用するとき、時間認識のパラダイムシフトが生じてきた。
■前方から時間が流れてきて、自分を通り抜けて、後方の過去へと流れ去っていく感じである。
未来が茫漠としたものとして広がるのではなく、
未来が鮮明なイメージとなって、どんどん自分に近づいてくる感覚が強い。
時間の捉え方モデルをいくつか採用できるようになると、見え方も変わって興味深い。