2017年の10大ニュース

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2017年ももう本当にわずかですね。

僕にとっては大きな転機となる1年でもありました。

僕にとっての10大ニュースを取り上げながら、

この1年を振り返ってみます。


<<10位:論文7本執筆、学会発表3件 >>


1年間でこんなに論文を執筆した年もありません。

過去最高でした。

1月と2月にかけて5本執筆し、

夏に1本、

秋に1本。

InterProfessional Education(多職種連携教育)に関する論文に、

裁判員制度と法的リテラシーに関する論文、

友人・親友関係の発達的変化に関する論文などを執筆してきました。

1年間で論文2本、学会発表2~3回できれば十分かなと思っていましたが、

結果的に、論文7本、学会発表3回と、ハードワークな1年でした。

法律専門職の養成、

裁判員となる市民の法的リテラシーの形成、

特別活動と法教育の活用、

などなど、多岐に渡りましたが、

社会の変化も激しい中で、教育のあり方もすごく考えさせられた1年だったといえます。


<< 9位:裁判員ACTのメンバーとして活動開始 >>


法律専門職の育成を調べていく中で、

裁判員制度の導入が法曹と市民に何をもたらしているのかにも興味が出てきて、

そんな中で、裁判員ACTの活動に出会いました。

まだまだ裁判員の経験がどのようなものか、

社会に理解を得られていない中で、

裁判員裁判や社会的孤立と犯罪の問題について考えている人たちとの学びは興味深いものがありました。

実際に放火事件の裁判を傍聴する中で、

犯罪が身近に感じましたし、

いつ犯罪者になってもおかしくない怖さも感じました。

女子少年刑務所を見学したり、

貧困や孤立がもたらす社会的な損失の大きさをものすごく実感しました。


<< 8位:コーチングのプロ講師コースへの学びの参加 >>


人材育成やパラダイムシフトに関する理解を深め、

さらに多くの人や組織の結果を出す力をつけるために、

コーチングの講座での学びをさらに深めることにしました。

現在も学び中ですが、

コーチングのセンスの奥深さを感じます。

仲間と一緒に学びを深めることも楽しいですしね。


<< 7位:Learning Theoryのセミナーでボトルネック発見法を整理 >>


成人教育や生涯学習に関する理論を社会に伝えていく機会として、

今年はLearning Theoryのセミナーをいくつか開催してきました。

TOCを活用した教育理論、

システム思考、

正統的周辺参加などですね。

その中でも、

TOC理論とシステム思考を活用したボトルネック発見に関する学習法は、

自分としてもかなり活用できるものだと思いましたし、

手応えを感じるものでした。

実際に参加いただいた方々のボトルネック解消や大きな変化もたくさん創り出すことができ、

忘れられないセミナーとなりました。

システムとして捉えることの面白さや醍醐味をお伝えできたのは、

自分としても嬉しかったです。

周囲の人の間では、一種のシステム思考ブームも生じましたしね。


<< 6位;成人教育理論書の英書翻訳の監訳補助者に >>


イギリスというか、世界の成人教育の第一人者である教授の著書の翻訳に関われることになったのも、

やりがいあることです。

縁あって、

監訳補助者ということで、

自分にとっては初の翻訳の仕事でありながら監訳の手伝いもしつつ、

苦労しながらも学びを深めた1年でした。


<< 5位:ドイツのハンブルク大学からのオファーで日米独の共同研究開始 >>


自分のサイトを観て興味を持ってくださって、

ドイツのハンブルク大学の先生から共同研究のオファーをいただけたことも、

驚いたことでした。

日本、ドイツ、アメリカの社会人教育の比較研究で、

働き方に関する知識や文化をどのように身につけるのか、

労働観や文化に対する認識と学びについてを掘り下げるものです。

日本だと、働き方や文化なども含めながら生涯教育を考えていくというアプローチは、

あまりとられていないことかもしれません。

機会に恵まれ、刺激になっています。


<< 4位:Mastermind Philosophyの結成 >>


新しい学びの機会の創造にチャレンジしようと思い、

親しくさせていただいている方々にお声かけして、

マスターマインドグループと呼ばれるものを結成しました。

毎週月・木の朝6時から1時間ほど、

zoomを用いてオンラインでの話し合いや、

月1回の対面での話し合いをしています。

グループでの学習を最大化させられないかという実験的手法でもあります。

思考や想像の限界に挑戦し、

哲学するがごとく、考えに考えて実践をしていく学びであり、

調和をキーワードにしながら新しい考えの創造に挑んでいます。

活気あるメンバーの皆さんと、

刺激的なセッションの数々はどれも笑いあり、涙ありで、

ここまで深められるかと思ったものです。

まだ序章にすぎず、2018年にどこまでもっていけるか楽しみでもあります。


<< 3位:株式会社レスポンシブコンサルティング代表取締役退任 >>


3月31日に株式会社レスポンシブコンサルティングの代表取締役を退任して、

会社の経営から身を引きました。

ウェブ関係の事業は譲渡し、

コンサルティング関係の仕事は終わらせることになりましたが、

それまで仕事に関わってきたみなさんにご理解いただき、応援いただいたことが何より嬉しかったことかもしれません。

事業を譲渡するパートナーも信頼できる人であり、

安心してお任せできることができたというのもよかったです。

もう少し会社経営には携わる予定だったので、

ここで会社を手放すことに関して不安も大きかったですが、

思い切って決断してよかったことだったかもしれません。


<< 2位:京都大学教育学研究科生涯教育学講座助教に就任 >>


まさか自分が京大の助教にとは思ってもいなかったので、

不思議な縁を感じました。

生涯教育、比較教育、教育行政学と3つのゼミに関わらせていただきながら、

教育に関する捉え方も自分の中で広がりました。

卒論指導や修論指導にも本格的に関わり、

いろんな問題意識の論文や本を読むことになりました。

指導というよりも一緒にもがきながら探究する日々で、

良い経験にもなりました。

教育哲学に関する文献などにも地道に取り組むことができ、

教育・研究に関する基礎的な力を高められたので、良い一年でした。

いろんな先生方との関わりも面白かったことでもあります。


<< 1位:長女誕生 >>


色々あった1年ですが、

1番はやはりこれです。

第1子となる長女誕生。

娘が生まれたことで、世界の見え方が変わりました。

娘が成人になるときの社会がどうなっているかをすごく考えるようになりました。

また、街を歩いていても、

子連れの家族や小さい赤ちゃんなどに目がいくようになりました。

働き方も変わり、

家族で過ごす時間、子どもと過ごす時間も増えました。

娘の成長に驚かされ、喜ばされ、励まされる日々。

自分の命よりも大切なものがあることを心から実感したのが、

出産に立ち会った日になります。

妻と娘に感謝する日々であり、家族への愛も深まったと思います。


2017年は転機となる出来事も多く、

これまでの人生からは考えられないような機会も多かったです。

仕事もプライベートも大きな変化に満ち、

それこそ大変な1年でもありましたが、

この1年の経験は来年にもつなげていきます。

今まだ、変化の途中であり、

2018年が楽しみでもあります。

<まとめ>

■1年の10大ニュースを振り返ることで、
何が転機となり、どんな成長があったかを実感することができる。

■そして、10大ニュースをつくりにいくような1年にすると、
成長速度も加速する。
大きな転機、大きな出来事を意識的につくり、イベントとニュースに満ちた1年にする。

■2017年は自分にとって、
これまでにない次元、これまでにない規模、これまでにない質に満ちた1年であった。
まだ変化の途中であり、2018年もこのまま大きな出来事に満ちた1年にしたい。

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