ファンタジーからの学び
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今日は、ファンタジーと学びというテーマでお届けします。
まぁ、まず、僕はファンタジーが好きです(笑)
人間の空想の世界、
イマジネーションの世界、
起こりうる可能性の世界、
夢見る世界、ですね。
というか、人間がファンタジーを発明したのは、大きな力でした。
ユヴァル・ノア・ハラリが『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』の中で、「認知革命」と「虚構構想力」が人間を人間たらしめた能力であることを説明しています。
虚構構築力、それは大きな力です。
よくも、悪くも。
ディズニーランド、ハリーポッターなど、ファンタジーに心惹かれる人は少なくないと思います。
魔法が使えたら、なんて、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
ある種の物語や世界観を構築するのは、ファンタジーのなせるわざでもあり、ファンタジーなき世界は、意味もおもしろさもない灰色の世界でしょう。
ファンタジーだけで、空想の中に閉じこもっていては、日常生活を送れませんが、ファンタジーなき世界は、なんとつまらないことか、と思います。
魔法でも、奇跡でも、そんな夢みたいなことがあるか、そんなことができるだろうか、そういうファンタジーを構築する人に、人は惹かれるところがあります。
そんな人間の想像力の産物から学べることは多く、ファンタジーからの学びは大切にして良いのではないかと思うのです。
僕がその中でも、特に好きな作品は、
ミヒャエル・エンデ『モモ』
アーシュラ・K・ル=グウィン『ゲド戦記 影との戦い』
パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』
の3冊です。
ファンタジーだからこそ描ける世界があり、そこに触れることから学べることや気づかされることは多いです。
近代科学とは全く異なるアプローチから、人間や世界の本質に迫ろうとする部分がありますし、生き方についても、社会のあり方についても、柔らかく考え直すこともできると感じます。
皆さんは、ファンタジーに触れているでしょうか?
<まとめ>
■「認知革命」と「虚構構想力」は人間を人間たらしめている要素である。
物語や世界観を作り、それを共有することは大きな力をもたらす。
■ファンタジーが排除された世界は、意味もおもしろさもない方向に向かっていく。
物語なき世界、夢なき世界、想像やイマジネーションなき世界、空想なき世界を、人間は生きてはいない。
ファンタジーを紡ぎだす力も大きな力である。
■ファンタジーからの学びも大きい。
人が想像したもの、夢見たもの、理想としたこと、それらの世界観に触れることは、柔らかく私たちの前提を問い直すことにもなるだろう。