実践感覚は実践を通して磨く
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実践感覚というのは、文字通り、実践の中にあります。
どれだけ優秀なサッカー選手であっても、試合に出られずにいると、試合勘が鈍るなどと言われますが、まさに実践感覚は、実践の中にいて磨かれます。
そして、実践から遠ざかっていれば鈍ります。
ショーンは、
行為の中の省察(reflection in action)と行為についての省(reflection on action)
の2つを省察的実践者の特徴として挙げ、人は実践の中で学ぶことを明らかにしています。
知は行為の中に埋め込まれていて、実践をする中、行為をする中で、自然とやり方を習得していっているということを、行為の中の省察(reflection in action)という概念で説明しています。
僕なんかはこの1~2年くらい、実践というよりは、研究や学びの文脈に身を置いているので、実践感覚が鈍っているなぁ、と感じることがあります。
ちょっともどかしかったり、悔しいなぁ、と思うこともありますが、今は自分にできることをやって、力をつける期間でもあると位置付けています。
実践感覚は実践の中で身につけて、磨かれていく。
そんなことを改めて思いました。
<まとめ>
■実践感覚は、実践の中で磨かれる。
実践から遠ざかれば鈍ることがある。
■行為や実践について振り返る(reflection on action)だけではなく、行為をする中で自然と知を習得していくという側面があり、それが行為の中の省察(reflection in action)である。
■実践の中でしか磨かれない感覚があるので、実践するということは大切にしたい。