人格否定となる批判はやめましょう

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(Photo by rawpixel.com on Pixabay)

批判には、当然ながら質があります。

これはいい批判だな、というのは、
問題の核心に迫るものであったり、見えていなかった観点を見せてくれるものだったり、誤りを訂正する効果があったりします。

なるほど、
言われてみればもっともだ、

というようなクリティカルなものってありますね。

今回は批判に関する初歩の初歩という内容ですが、人格攻撃や人格否定はやめましょうね、というものです。

誰かを犯人扱いしたり、
誰かの性格のせいにしたり、
〇〇だから人としてダメなんだと言ってみたり、
使えないやつだなと言ったり、
人格や人間性を否定する批判やフィードバックはやめた方がいいです。

あの人の遅刻はよくないね、
というのと、
遅刻するからあの人はよくないね、
というのとでは似ているようですが、焦点の当て方が異なります。

ついつい意識の問題や、気持ちの問題、などに目がいきがちなので、精神論的な批判が生じやすいです。

気がたるんでるんだよ。だからダメなんだよ。
なめてるだろ。だからダメなんだよ。
などと、具体性なき批判やフィードバックは、問題解決や相手の成長につながらないことが多く、そこに力関係があるとき、ハラスメントになります。

あたりまえのことを言っているようですが、昨今、うまくいかないことや想定外のことが多くて、みなさんストレスがたまっているんですかね。
意識批判や人格否定を目にすることも少なくありません。

問題状況や課題に対して、批判的アプローチをかけていきましょうね。

誰かを責めるのは簡単で、しかも自分の側に正義があるというとき、人は恐ろしく残酷にもなります。


<まとめ>
■批判の基本として、人格を攻撃したり、人格否定はしないように気をつけたい。
■人を責めたり、犯人扱いしたりするのではなく、状況や問題そのものにアプローチをする批判を心がける必要がある。
■自分が正しいと思い込んでいる時、自分の側に正義があるという時、人は視野狭窄にも陥る。意識や性格や根性などのせいにして、不適切行動を責めるのは簡単なのだが、そうなると起こっている事象そのものを見誤らせることが多い。

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