ヒグマとともに生きる

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

夜に、NHKスペシャルの「ヒグマと老漁師 ~世界遺産・知床を生きる~」を観ました。

新型コロナウイルスの影響下で生きる社会にあって、自然の姿を感じさせてくれるというか、そういうのとは違う次元で迫ってくるものがあり、良い番組でした。

ヒグマを叱りつける漁師。

漁をしている日常の中に、ヒグマがいて、生やさしい環境ではなく、共存している姿に、引き込まれました。

すごい漁師がいるものです。

これまでマタギの生活などは知っていましたが、ヒグマと数メートルの距離でともに生活している人たちがいるというのは、まったくのパラダイム外でした。

世界遺産の知床をめぐって、ユネスコから調査団の博士が来るのですが、その博士が考える自然や西洋的な価値観と、老漁師が生きている自然や非西洋的な価値観との対話も興味深いものがありました。

自分の常識や価値観で考えてしまいがちですが、そうではない生き方や姿勢に触れると、背筋を伸ばさずにはいられません。

何がそんなに心に迫ったのかといえば、厳しい自然環境の中で、真摯に生きる漁師の眼差しでした。

いろんなことが便利になっている世の中で、改めて自然とともに生きることの意味を問い返されているようでした。

<まとめ>
■ヒグマとともに生きる知床半島の漁師に度肝を抜かれた。ヒグマを叱りながら、襲われることなく共存する社会があった。
■自然を守るということに関しても、自然とは何かやその土地に生きることへの理解が欠かせない。
■自然とともに生きるという時、どんなに厳しい環境であっても、その土地で暮らすことへの知恵が生まれる。

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