家事も育児も上達するのでどんどん引き受けて良い

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(Photo by rawpixel.com on Unsplash)

「コロナウイルスが流行してよかったことは、パパが家事が上手になったことだね」
と妻に言われました。

すごくあたりまえのことなのですが、家事は上達します。
世の中の、子育て中の男性と共有したいことですが、家事も育児も上達します。

この1年くらい、下の子が生まれる少し前くらいから、仕事よりも家族のことを優先順位の上位に持ってくるように意識してきました。
これは思ったより大変なシフトでした。

30代半ば、という年齢は、仕事もバリバリやりたい年頃ですし、今後のキャリアや収入も考えると仕事においても、自己投資においても時間や資金などのリソースを注ぎ込みたい時期です。

周囲を見ても、仕事でいろんな結果を出している人はいますし、家事や育児に時間を割かれて仕事ができないというのは、どこかもどかしさを感じます。
少なくない父親が、そんな感覚を持つのではないでしょうか。

家族サービス、なんていう言葉が普通に言われてきたことからも、休日に家族のために時間を割いたり、尽くしたりというのは、男性にとってはサービスだという認識だったわけです。

稼いでいるからいいだろ、
家族のために休日は遊んであげているからいいだろ、
というようなマインドセットですね。

少なからず、僕としても、平日夜や休日に、仕事の予定やつきあいの飲み会があれば家族のことよりもそちらを優先したい気持ちがあったり、自己投資として学べる機会があれば休日であっても入れたりしてきました。

ところが、その平日夜と休日を家族第一に考えてみようというのがこの1年でした。
家事と育児があるので、仕事と自己投資の時間を断り、家族とともに過ごす時間を優先してきたのですね。

掃除をしたり、
食事や子どもの離乳食を準備したり、
洗濯をしたり、
保育園の送迎をしたり、
家族でゆっくり過ごしたり、と。

最初は家事をするのにもものすごく時間を取られたり、妻からダメ出しをされたりします。
「そうじゃない」
「なんで、気がつかないの」
などなど。

その度に、イラッとしたり、仕事を抑えて家事も育児もやろうとしているのにと不満を感じたりしたもので、こんなに家事や育児をしていたら仕事にならないよ、などと小さい器で考えていたものです。
しかし、料理も、掃除も、赤ちゃんの世話も、ずっとやっていると上達します。

最初は、家事や育児をいかに最小限に抑えて、仕事の時間や学びの時間を確保するかを考えていたのですが、どうせならと、できる限りの家事も育児も引き受けてしまうと、状況が変わってきます。
前は1時間で10しかできなかったようなことも、ずっと担い続けていると、1時間に20や30などと倍の量をこなせるようになってきます。

そして、結果的に、少ない時間で効率的に段取りよく、家事を行うことができるようになります。

世の中の女性からしたら、何をあたり前のことを言っているんだ、という感じだと思います。
しかし、まだまだ家事も育児もあまりしない男性も多いのではないでしょうか。

やってみて気づいたのは、家事も育児もやればやるほど上達して効率的にこなせるようになるので、断ったり、逃げたりして自分の時間を確保しようとするよりも、どんどん引き受けてしまって上達して効率的にこなしてしまって、気持ちよく仕事や自分の時間を確保した方が健全だなということです。

仕事でもいろんな仕事を引き受ければ、忙しくなるのですが、仕事が上達したり、効率的に捌けるようになって、結果的に仕事が早くなるのに近いです。
忙しい人に仕事を頼むと、どんどん進む、というのに近いです。

家事も育児も引き受けてしまって、どんどん上達してしまえばよくて、自分の時間を確保しようと些細な抵抗に時間を使うだけもったいないのではないかと思った次第です。

新型コロナウイルスの影響で、たしかに在宅勤務の時間が増えて家事をする時間も増えていますが、根本的には家事も育児も優先順位を高くしてどんどん引き受けようと決めたところから始まっている気がします。

家族サービスという言葉は、早く死語になって、家族や家庭のことは一緒にやって当然という形が広まるといいかもしれないですね。


<まとめ>
■男性は家族よりも仕事を優先してしまうことも少なくないのではないか。
30代というキャリアにとって大事な時期、家族と仕事のバランスに悩むこともあるのではないか。
■いかに家事や育児を避けて自分の時間を確保するかを考えることも良いが、いっそ家事や育児をどんどん引き受けてしまって、どんどんやってみる方が効果的ということもある。
■家事や育児を引き受けると時間がなくなると感じる部分もあるが、一方で、やるだけ上達するので、速くこなせたり上達したりする部分もあり、抵抗を手放す方が良い面もある。

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