『医療プロフェッショナル教育』

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いろんな意味で、ようやく「読める」ようになった1冊。
この本の読み方、今になってみないとわからなかったというのが正直な感想です。
数年前はこのおもしろさがわからなかった。
プロフェッショナリズム教育は、間違いなく医学教育が進んでいると思います。
これをどう法曹養成や生涯教育に返していくのかつかめていなかったのですが、ようやく希望が見えてきたのが大きいのかもしれません。
ずいぶん遠回りをしたけれども、やっぱりこれは避けては通れない道で、自分の中ではど真ん中でした。すさまじい本です。
インスピレーションが湧きまくって、あぁ、そういうこと、ってのがたくさんあります。
なぜ、こんなことが読めなかったのだ。
本書の背景に膨大な理論と知があって、それをこういう風に凝縮して言語化できちゃうというのが、なんとも恐ろしいことです。
そんな力がほしいわ。
表現と射程は違えど、自分がやろうとしていたことのほとんどはすでにここにあり、これは使えるようにしておきたいです。
あと数回は読み込むだろうなぁ。
個人的に驚愕だったのは、パーカー・パーマーの思想と言葉をもとにレジデントのプロフェッショナリズム教育を論じているあたりでした。
ちょっとちょっと、パーカー・パーマーじゃん!それをこういう形でプロフェッショナリズム教育と接続できるのって、自分が模索してきたこととつながっていて、あ、こうやればよかったんだ、やられてるじゃん、しかしなぁ、自分はここまで踏み込めないなぁ、ってなりました。
なんかいろいろと始まってきた感じです。
本書の背景にあるものまで突っ込んでいくと、沼ばかりです。怖い本だわ。

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