自分らしさを求めるとなぜ結果が出ないのか

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(Photo by rawpixel.com on Pixabay)

子どもたちを見ていると、自分らしさに囚われていないのがよくわかります。

今日は自分らしく遊べたかな、とか思ってもいないわけですね。
存在そのままで生きています。
そして、結果的に、個性が輝いています。
個人個人、好きなことも、夢中になることも、性格も違うので、なんにも気にすること
もないんですね。

大人になる過程では、
自分らしく生きる、
自分らしく働く、
という自分らしさを探究する時期がきます。

自分探しをしたりもします。

私はいったい、なんのために生まれてきたんだろう。
私にはどんな仕事が向いているのだろう。
私は本当は、何がやりたいのだろう。
などなど、

多くの人が一度は考えるかもしれません。

自分が生き生きとして、
力を発揮できて、
やっていて楽しく、喜びややりがいを感じて、
なおかつ周りからも感謝される、
そういう生き方や働き方をしていきたいですものね。
この探究自体は、とても大切なことであり、深めることに意味があると思います。

一方で、自分らしさに囚われすぎると、行動が伴わなかったり、結果が出なかったり、
苦しくなってしまうことがあるかもしれません。

これは自分らしくないから、やらない。
自分らしさを仕事に加えるには、こうしたらいい。
そういう発想は、あくまで”自分”に囚われています。

自分本位の見方に陥ってしまったり、本来、結果を出すためにやった方がよいことをや
らないことにつながったりします。
自分らしさの罠です。

少し逆説的な言い方になるのですが、自分らしさを意識することもなく、楽しんだり、
夢中になっている時に現れるものが、その人らしさだったりします。
結果的に、自分らしさが出るのです。

お客さんに喜んでもらう、満足してもらうために自分のことなど忘れて、
できることややれることを全部、夢中になってやって、
自分には難しいこともやってみたりして、わからないことも調べて、人にも相談したり
して、
持てるものすべてを用いて仕事をしたとき、その真摯に向き合っている姿勢こそ、その
人らしさだと思うのです。

自分らしい仕事、
自分らしさ、
自分の良さなどを考えて、
ちまちまと仕事をするよりも、
夢中になって、全力でやっている姿、生き様に、自分らしさというのは自然と現れます

どうやって喜んでいただくか、
どうやったら結果につながるか、
そのアイデアや考え方、行動の仕方も、一人一人違うわけですし、個性が出ますからね

全力でやってみないと、それはつかめないことかもしれません。
出し惜しみしたり、自分の枠の中に囚われていると、いつまでも手に入らないものかも
しれません。

夢中になっている時、
没頭している時、
結果に焦点があたって全力でやっている時、
生き様や姿勢、背中にメッセージが込められている時、
自分らしさって発揮されるんじゃないかと思います。

仕事、楽しんでいますか?


<まとめ>
■自分らしい生き方、自分らしい仕事、というのを模索する時期はある。その探究自体は終わりなく続くものかもしれない。
■ただし、自分らしさに囚われすぎると、視点が自分だけに向いてしまう可能性がある。自分らしさを言い訳にしてしまうことさえありえる。
■結果に焦点があたったり、もてるものすべてで仕事に向き合ったり、全力でやったり、夢中になったり、没頭したりしている時、自然と現れる姿こそ、その人らしさであり、自分らしさなのではないか。

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