新しい公共研究について

新しい公共と呼ばれる、New Public Management(NPM)について探究しております。
これまで政府がになってきた部分について、民間の活力を活用したり、自由主義の論理を導入することによって、どんな影響があるのかについて深めていきます。

公共性とは何か、
市民社会の実現やボランティア社会と新しい公共との関係性はどのようなものか、
これらも自分の研究の問題意識の背景にあります。

指定管理者制度に関する先行研究

NPMの思想をもとに、
社会教育施設の管理・運営を民間の団体に任せる指定管理者制度が導入されました。
その影響などに関する先行研究の一覧です。

清水英男「公民館における今日的課題と解決の方向性」『生涯学習研究』、8、pp.7-15、2015年

浅野秀重「公民館再編研究 -地域における公民館等のコミュニティ施設の再編の状況-」『日本公民館学会年報』、14、pp.6-14、2017年

浅野秀重「指定管理者制度の導入と公民館」『金沢大学大学教育開放センター紀要』、26、pp.59-68、2007年

遠藤和士「専門職員不在の公民館に関する事例研究」『大阪大学大学院人間科学研究科紀要』、32、pp.171-193、2006年

桑原芳哉「公立図書館における指定管理者制度導入の実態」『 尚絅大学研究紀要』、47、pp.15-27、2015年

田中伸樹「公立図書館への指定管理者制度の導入についての検討」『桃山学院大学環太平洋圏経営研究』、18号、pp.79-90、2017年

西野達也、神門香菜、平野吉信「中国地方における市町村合併に伴う公民館の再編状況とまちつ?くり拠点化に関する考察」『日本建築学会計画系論文集』、75(657)、pp.2537-2545、2010年

柏木宏「指定管理者制度と NPO -NPOによる公の施設の運営の現状と課題一」『創造都市研究』、2(1)、pp.17-25、2006年

中川幾郎「指定管理者制度と公共文化施設のこれから」『文化経済学』、4(4)、pp.5-10、2005年

安藤友張「指定管理者制度と公立図書館:現状と課題」『同志社大学図書館学年報』、23、pp.30-57、2013年

安藤友張「公立図書館経営における指定管理者制度導入に 関する現状調査」『日本図書館情報学会誌』、54(4)、pp.253-269、2008年

栗原保「指定管理者制度導入後の公民館運営状況の把握と考察(1) : 埼玉県の事例を中心に」
『教育研究所紀要』、23、pp.133-140、2014年

坂本俊「指定管理者制度の変化における公立図書館のあり方」『安田女子大学紀要』、42、pp.249?255、2014年

神部純一「 滋賀県の公民館事業に関する調査:「直営」 公民館と 「指定管理者制度」 を導入した公民館の比較」『滋賀大学生涯学習教育研究センター年報』、pp.58-85、2009年

松本祥一「松江市の公民館の現状と課題」『日本公民館学会年報』、14 、pp. 41-49、2017年

長澤成次「公民館への指定管理者制度導入における問題点と課題 -千葉市公民館を事例に-」『日本公民館学会年報』、14 、pp.58-68、2017 年

金山喜昭「NPOか?運営する公立博物館学芸員の給与の実態と問題改善」『生涯学習とキャリアデザイン』、10、pp.25-36、2013年

姉崎洋一「指定管理者制度とは何か」『社全協ブックレット』、1、pp. 9-18、2006年

水沼友宏「公立図書館における指定管理者制度導入館と直営館の現況比較: レファレンスサービスを中心として」『日本図書館情報学会誌』、62(4)、pp.221-241、2016年

山口源治郎「日本における公立図書館の現状と問題点: 専門性と公共性の劣化に焦点を当てて」『京都大学生涯教育学・図書館情報学研究』、6、pp.73-80、2007年

金子愛「指定管理者制度を導入した公の施設の地域的役割」『地理空間』 、7(1)、pp.67-82、2014年