夢や目標の達成パラダイムとそれをほぐす思想
(Photo by rawpixel.com on Unsplash)
夢や目標を設定してそれを目指すのもいいし、それを手放して今を生きるのもいい。
今日1日を通して、改めて考えてみたことというのは、そういうことでした。
この辺の思想や哲学をめぐっては、色々ありますね。
今日は原田隆史さんの目標達成に関する原田メソッドに取り組んだので、目標や計画などを明確にイメージすることができました。
夢や目標を描いて、その達成に向かって歩みを進めるというのは、自分で道をつくっていく1つのアプローチになります。
一方で、今日読んだ、
松本紹圭、三浦祥敬『トランジション 何があっても生きていける方法』春秋社、2019年
の中では、夢や目標にとらわれない生き方も示されています。
夢や目標が悪いわけではないけれども、それによって生きづらさや苦しさも生まれてしまうからですね。
そう、
夢や目標を持つべき、
夢や目標を持たずに今を生きるべき、
というと、どちらも息苦しさにつながっていくので、
夢や目標を持ちたい人は持ったらいいし、そうでない人は持たずにも生きていけるよ、ということを考える1日でした。
二項対立ではなく、
夢や目標を持ってもいいし、持たなくてもいいというのは、そもそも対立もせずに存在させられるのですね。
自分を変えてもいいし、変えなくてもいい。
自分の本音を出してもいいし、出さなくてもいい。
人は自然と、変わるものですし、本音が出ちゃうものです。
自分次第でもいいし、流れに身を任せてもいい。
夢や目標が呪縛となるのではなく、自然と推進力になるものであればいいですね。
そんなことも思いつつ自分にとって自然な推進力が生まれるように、目指すところをアップデートした1日でした。
<まとめ>
■夢や目標があるから、そこを目指して成長するということがある。
一方で、夢や目標が達成できずに、無力感や窮屈な思いにつながってしまうケースもある。
■夢や目標を持ってはいけないかというと、そういうことではない。
享楽的に今を生きればいいというものでもない。
■夢や目標はあってもなくても、どちらでもいい。
持つべきでも、持たないべきでもなく、自然と持つときは持つし、持たないときは持たないものである。