ノイズへの注意と娯楽
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意思決定や判断においては、情報が多すぎても決められません。
注意すべきは、ノイズです。
不正確な情報、不必要な情報、判断を鈍らせる情報、大事ではない情報、そういったものが混ざれば混ざるほど、意思決定が歪んだり、間違えたりすることがあります。
なんでも情報を集めればいいというわけではなく、ノイズの少ない一次情報をどういうルートで手に入れ、どう判断していくかが大切ですね。
インターネットもマスメディアも便利なのですが、ノイズが多いので要注意です。
医師は医療者コミュニティがあるので、そこから様々な情報をもとに判断でき、それが自分にもシェアされてくるのでいいのですが、医学部の学生はどうしているのだろうと
思って聞いてみると、twitterで情報を得ているとのことでした。
リテラシーがあると、それで捌けるので、それもいいですね。
意思決定や判断の際には、ノイズが少ない情報がほしいところですが、一方で、こういう情勢になって、自粛自粛となると、無駄、娯楽、遊びなどのありがたさもわかってくるというものです。
張り詰めた心を癒す音楽、ちょっとしたゲーム感覚や遊び心、和ませる笑いなどは、今だからこそ求められるという部分もありますね。
ライブ音源で音楽を聴きたくなり、
RADWIMPS のHuman Bloom Tour 2017
のCDを聴いていました。
閉鎖された武漢で、住民がそれぞれの自宅で歌いながら新型コロナウイルスとたたかった、というニュースを見たことがありますが、みんなで歌いたくなるという連帯感はわかる気がします。
医療現場も、住民一人一人の自粛も、やれることをやっている人が、この日本にも多いと思います。
適切な情報や娯楽や学びが、社会に広がり、協力しながらこの事態を乗り越えていけたら良いですね。
<まとめ>
■意思決定や判断においては、ノイズとなる情報は極力排除しておきたい。判断を鈍らせるので、情報の集めすぎも要注意である。
■無駄や不必要なこと、大事じゃないこと、緊急じゃないことが、リアルの場ではアクセスしにくくなっている。一方で、自宅で自粛をするなら、娯楽や遊びは大切な要素になり得る。
■人を安心させたり、力づけたりするコミュニケーションもまた必要になっている。慢心には注意を。不安には力づけを。