いざという時のために冗長性を確保しておく
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冗長性の確保がいたるところで課題になりうる、
と思います。
プランAがダメでも、プランB。
プランBがダメでも、プランC。
いくつもの対応策を考えておけることや、次善の策を出せることが必要になってきています。
たとえば、zoomを用いたオンライン講義ですが、zoomに接続できない学生や学習者にどうやって連絡を取るのか、電話やメールで連絡を取れる方法を確保しておいたり、LINEなどのSNSでやりとができる手段を確保しておいたりと、工夫が必要です。
いくつかの仕組みやモノを組み合わせることで、何かがダメになったり、壊れたりしても、他の対応ができるようにしておくことを意識しておくことが、非常時には必要になってきます。
この冗長性について、もっとも衝撃を持って学ばせていただいたのが、「はやぶさ」のエンジンの冗長性の素晴らしさです。
↓
https://www.jaxa.jp/article/special/hayabusareturn/kuninaka01_j.html
これでもかというくらい、重ねられた念のための回路や設計によって、エンジンが壊れても帰還することができたのでした。
医療や福祉や教育などのサービスにおいて、冗長性が問われる事態になってきています。
効率重視で、無駄を削減していき、予算も人員も設備も余裕や冗長性がない中では、対応に別プランをつくっていくことが難しくなってしまいます。
有事の際を想定して、余分なものや無駄や余力があれば、それをあてることができますが、それだけの力がない中では、工夫やアイデアが強く求められます。
マスクがない時に、いかに代用していくかもそうですね。
また、個人や企業の仕事においても、体力や冗長性があるところは良いですが、そうでないところはいくつもの策を考える必要がありそうです。
プランB。プランC。プランD。
まだまだどうなるか読めないところが続きますが、最悪を想定しながら、まだ考えられるうちに、いざという時に使えるものや策を色々と準備したいですね。
<まとめ>
■非常時やいざという時に効いてくるのは、冗長性である。
■AがダメでもB、BがダメでもC、といくつもの道や方法があり、安全性が何重にも用意されていることが大切である。
■起こりやすいトラブルは留意しておき、コミュニケーションラインは1つではなく複数、収益源も1つではなく複数などと準備しておけると良い。