一般の人にどういう業界と認知されたいかも問う
(Photo by rawpixel.com on Unsplash)
高級クリーニングチカキの近木博さんから、メルマガの感想をいただきました。
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亀田さん精力的に行動されていますね!!
いつも刺激をいただいています。
ありがとうございます!
私も目指している方向にシフトするスピードが加速しています。
コロナ禍の影響でテレワークや在宅勤務をされて時間的に余裕ができたのか?
30代後半から40代の新規のお客様からのお問い合わせやご依頼が増えてきました。
今までクリーニングって、カシミヤなどはどこに出しても風合いが変わるし、汗じみなどのシミは落ちないものと認識されているみたいですし、忙しさから探すのをあきらめていた方が検索され出したみたいです。
先日のお客様は、お預かりする前の事前説明の段階で驚かれ
「楽しみにしています」とお預けいただき、お渡しの時には目を見開いて「うわっ!本当にキレイになってる着るのがもったいない」
とおっしゃられ、「こちらの服もお願いしてもいいですか?」とまたご依頼いただけました。
やはりお洋服をはじめ身につけるものすべてにこだわりってあると思いますので、チカキの想いとしてかかげていますようにお客様のライフスタイルに合わせて思い入れや想いをかたちにできるクリーニングの提供を進めていきます。
しみぬき・クリーニングでキレイにするだけでなく、お気に入りの一着と過ごす気持ちのいい時間を。そのお手伝いはチカキへ
この考え方がクリーニング業界全体に広まっていけばクリーニングのあり方が見直されるのではないでしょうか?
種村さんとの出逢いがなければ今の自分はないと思っている中の1人です(^^)
マインドセットを学んでから考えが整理できるようなり、行動に結果がついてきやすくなりましたね。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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近木さん、長文のご感想をありがとうございます!!
近木さんとは、成れる会で一緒に学び、高級クリーニングチカキのホームページ作成も、かつて僕の方で手がけました。
そのため、お客さんがインターネットでの検索を通して、近木さんのお店のことを知り、技術も確かなところに依頼をして、大満足するという結果になる流れはとても嬉しいです。
想いや技術がある個人店が、単に知られていないというだけで、顧客と出会えないという状態はもったいないと思います。
クリーニング業界の方々とお仕事させていただいて時に思ったのは、思いや技術があるお店が、一般の人に知られていない、という問題です。
どのお店が優れているのか、その技術や質を、なかなか一般の人は見抜きにくいのですね。
そのため、どこも同じような感じに受け取ってしまったり、早くて、近くて、安いチェーン店にお願いしたりすると思います。
服を大切にしている人、
こだわりを持っている人、
長く好きな服を手入れして丁寧に着たい人、
そのような顧客としっかりとしたお店が出会えると、社会全体としても豊かになるのではないかと思っています。
個別のクリーニング店の対応としてできることがあると思いますし、場合によっては業界として取り組めることもあるかと思います。
どんな店にしたいか、
どんな業界にしたいか、
お客さんにどうやって喜んでもらいたいか、
そういう部分を整えるのは大切ですね。
<まとめ>
■想いや技術は、丁寧に発信し続けないと、なかなか一般の人には認知されない。いい
ものはわかる、というだけのスタンスではもったいない。
■一般の人やお客さんに、自分のところのサービスが、他と「違う」ということを、「教えたり」、「伝えたり」する必要がある。
■場合によっては、個人だけではなく、業界として、想いやビジョンを打ち出していく
必要もある。そうでもしないと、変わらない業界の認知のされ方もある。